ミャンマーの首都であり、人口500万人を擁するミャンマー最大の都市。
18世紀半ばにビルマ族が宿敵モン族を撃破しミャンマーのほぼ全土を 統一した際に「戦いの終結」を意味するビルマ語で名付けられました。
バンコクを始めクアラルンプール・シンガポールなど近隣諸国からの 空路が設定されており、ミャンマーを訪れるほとんどの旅行者がここ ヤンゴンのミンガラドン空港にミャンマー第一歩を記します。
ヤンゴン川の河口近くに位置するヤンゴン は19～20世紀のイギリス統治時代にビルマ 支配の拠点として栄え、スーレーパゴタを 中心とした市内中心部はイギリスの綿密な 都市計画によって造られました。
ヤンゴンの地図をご覧いただければ一目瞭 然ですが、港から鉄道の間には道路が碁盤 の目状に配され、他の地区とは明らかに違 っている様子が見てとれます。
ミャンマー（当時ビルマ）支配の中心であったこの地区には港を中心に多く の英国系施設が当時の英国の勢力を誇示するように建設され、その多くが 現在でもミャンマー政府系の施設として利用されています。
英国コロニアル様式の壮大な建築物が建ち並ぶこの一角に足を踏み入れる と一瞬自分がいる場所を忘れそうにもなりますが、その一本裏の細い路地に 入れば屋台街や多くのミャンマー人の活気がここがアジアであることを思い 出させてくれるでしょう。

このアジアとヨーロッパ、黄金に輝くパゴタと壮大な西洋建築の組み合わせは 世界に２つとないヤンゴン独特の魅力となっています。